近視が進行する理由

近視が起こるしくみ

近視のメカニズム
近視の種類としくみ

目はレンズに当たる水晶体を厚くしたり薄くしたりして、外部から入ってきた光を正しく網膜上で焦点を合わせ、ものを見ています。ところが、水晶体の厚さを調節する毛様体筋が衰えたり、調節がうまくいかないと近視となったり遠視となったりします。
(参照:近視の原因は遺伝それとも環境

近視という状態を目の構造図を見ながら解説しましょう。右の図は眼球を真横から見た図で、左から入った外界の光が水晶体で屈折して眼球の奥にある網膜に達する様子を示します。
正視(右図上)では、外界から入った光は水晶体で正しく屈折して網膜で焦点が合います。この状態がぼやけずにものが見える状態です。一方、近視の状態になるとものがぼやけて見えますが、これは焦点が網膜の位置からずれることで起こります。近視には「屈折性近視」(右図中)と「軸性近視」(右図下)の二つの状態があり、毛様体筋の調節能力の衰えで起こる近視は「屈折性近視」です。もう一つの「軸性近視」は眼球移動筋の衰えや機能低下、また眼球そのものが大きくなることが原因で起こる近視です。

(参照:近視-Wikipedia

メガネは視力アップの妨げ?

眼球移動筋(外眼筋)
外眼筋(眼球移動筋)

上の「近視が起こるしくみ」で解説したように、近視は毛様体筋の調節能力が落ちることが原因の一つです。それでは、毛様体筋だけを正常化すれば視力がアップするかと言えば、必ずしもそうとは限りません。
近視の原因は遺伝それとも環境」で解説したように、人間の目を構成する筋肉には毛様体筋の他、虹彩、外眼筋があります。これらの筋肉が連携して機能を果たすことで「ものを見る」ことが出来るのです。
外眼筋は目の向きを変えるための筋肉で、上の図に示すように6種類あります。外観銀は毛様体筋と連携しながら視力の調節を行っています。

メガネをかけると近視が進行すると言われることがあります。確かにメガネをかけると毛様体筋が緊張した状態が普通になり、メガネをかけないときより、毛様体筋を動かさないことになるので、近視が進行すると考える研究者もいます。
しかし、メガネをかけることで近視が進行するという学術的な研究はなく、あくまで俗説と思われます。

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